「闘病中のキミへ」は主宰の闘病体験の
備忘録です。
当時の状態を振り返ると共に
当時の自分自身へ
現在カウンセラーとなった主宰が
かけるであろうことばを記載しています。
同じ様な心や身体の状態にある方々の
多少の助けになれば幸いです。
前回:闘病中のキミへ!vol.23-1人の存在価値とは②
焦り
息子の一歳の誕生日までに治したい!
誕生日には家族写真撮りたい!
と発症して免疫療法を選択した時
目標を定めた
けれど、一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月・・・
一向に良くなる気配のない中
時間だけが過ぎて行く
そして四ヶ月、五ヶ月・・・
もうすぐ発症して半年
息子の一歳の誕生日が近づいてくる
半端のない焦りが襲ってきた
なかなか治らないという焦りと
人前に出たくない
この醜態を晒したくない
という気持ちから来る焦りが混ざっていた
自分を信じて
『焦っても仕方のないことだと
判っていても・・・
どうしようもなく抑えられない
気持ちになってしまうよね
キミは一日に何度も鏡を見て
“がんばれ、大丈夫、がんばれ”と
自分に言い聞かせてる
そう、その気持ちが後の成功へつながると
今は、しっかりと信じることだよ
きっと、他人は怖くて言えないことばだ
今のキミを見たらね
でも、私は言う
“キミは大丈夫。自分を信じていい”』
2010年7月一歳の誕生日パーティ
とうとう、この日が来ちゃったな、って思った
東京の7月はその年も暑かったのに
首が見えない様に、綿のスカーフを巻いて
予約したレストランへ向かったっけ
言えなかったけど・・・
主人側の親族には会いたくなかったなぁ
一歳を無事に迎えた息子の成長が
とても嬉しいのに
自分の状態でその気持ちに陰がさす事が
悔しくてパーティの間
ずっと泣きそうになるのをこらえていた
何も役に立っていないお荷物な自分の
せめてもの償いとして
みんなにお祝いをしてもらえる場を
成功させたいという想いだけだった
家族写真はあきらめた
時に、無理な目標は心を折るものだと悟った
今から思えば、良い勉強
そう、全てが今となっては良い勉強だ
to be continued…..
Sakuko