有刺鉄線ある日、ドアのピンポンがなって、
人に会いたくなかったが、
仕方なく玄関を開けた。

そこには太っ・・・ぽっちゃりした女性がいて、
開口一番「うわっ」と言った。

生協の勧誘の女性は、サンプルを差し出しながら、
「これ、食べれます?アレルギーですか??
大豆の缶詰なんですけどぉ・・・」と
遠くから缶詰を差し出した・・・。
汚いものに触りたくないと言わんばかりに、
腕をめいっぱい伸ばしていた。

一瞬、何を言われているのか判らず、
無言でいる内に、女性は缶詰を
押しつけるようにしてそそくさと帰って行った。

“そっか、突然出くわしたら「うわっ」って
声出したくなる顔してるんだな”と数分して気がついた。

神様に、「大丈夫ですよ」と受け容れてもらえてから、
人に会わない生活をしていたせいもあり、
心は少し穏やかになっていた。

でも、そんな見ず知らずの他人の「ことば」で、
また渦の中へ引きずり戻されてしまう。

戻されるだけではない。
そんなに醜い「自分がいけないんだ」と、
理不尽に自分を責めたりした。

「こころ」は・・・何とももろいものだ。

 

『人の「ことば」に傷ついて、
また同じ場所へ引き戻されている様に感じているね。
キミは確かに渦の中にいる。
でも、昨日とは違う場所にいるんだよ。

生きようとして、進もうとしている限り、
気付かないかも知れないけど、
渦の深いところから少しだけだけど
上の方へ上がって来てるんだ。

ぐるぐる回っているから、気付かないだけ。
大丈夫、自信を持って。ちゃんと出口に近づいているよ。

だから、こころない他人の「ことば」に
怯えるのはもうやめよう』

それにしても、勝手におしかけて来て
人の事を化け物見るみたいなのって、どうよ!?

to be continued….

Sakuko