闘病中のキミへ-ことば過剰反応期vol.4「死んでも知らないよ」① の続編です。

心から大量出血

 

鋭い刃物でスーと斬られると
その時には余り痛みを感じないものだ
後からじわ~っと血が噴き出して
来て始めて痛みを感じたりする

あの時、正にそんな状態だった
ショックな「ことば」は
心を確実に斬っていた

鋭く、深く、心の核に届いていた

次の日の夜だった
心から大量出血が
おきていることに気付いた

血液の塊が口から出るのでは
ないかと思うくらいに嗚咽をし
涙が溢れて止まらなかった

夫と子供の寝顔を見ながら
「もう、この人達の側に
いられなくなるかも知れない」

という大きな大きな大きな不安が
腹の底から沸き上がってきた

寝室を出て部屋へ行き
ふと鏡を見ると

醜く腫れ上がった
見た事もない形相の女がいた・・・

傷つく


 

涙はデトックス

 

『キミ、もっと泣いていいよ
一人で抱えずに誰かの胸を借りればいい

心配かけるからとか
みっともないとか
申し訳ないとか思って

一人で溜め込まないで

今まで十分一人で耐えたよ
えらいよ
だからもういいよ
誰かに甘えて

周りもそれを待っているんだよ

心と身体はつながってる
涙は最高のデトックスだ

心が軽くなれば
それだけ身体も軽くなるんだ

吐き出したい思いを
受け止めてくれる誰かに
聴いてもらうといい

そして、思い切り泣くといい』

 

自分で輸血

 

しばらく、検査などで病院へ通った
行く度に腹が立って仕方なかった

白衣のおやじにとって
検査は「病を治す為」ではなく

自分の「見立て」が正しいことを
証明する調査でしかなかった

でも、今から思うと
あの教授に出会えて良かったかな

あれが、「福山雅治みたいな
イケメンで有能そうな医者」
だったりしたら

うっかり信じてしまったかも知れない

デリカシーのないことばを
平気で使うアホおやじだったからこそ

「こんなクソ医者に命預けてたまるか!」
「自分で治してやる!」と
心の大量出血の後
自分で輸血できたのだ

“反発”も相当大きなエネルギー源
プラスに転じれば
良いだけってことだなぁ~~

to be continued….

Sakuko